[ゼオラ殺れ] その合図とともに黎奈がこっちに向かってきた。 ブンッ 「わぁ!?」 ものすごい速さだった。 もう手には剣がある。 「風雅!」 黎奈のあまりの速さに驚き尻餅をついてしまった風雅。 「いった・・・。 え・・・」 目の前を見て唖然とした。 刃先を風雅に向けていた。 その目は冷たく、生気を感じられなかった。 「黎奈ちゃん、僕だよ・・・? 風雅だよ?忘れちゃった・・・?」 勝手に溢れてきた涙。 どうして溢れるのか分からない。 ただただ悲しかった。