[言うねぇ~。
だがな、もうお前らが知ってるコイツはいないんだ。
姿も違うだろ?コイツはお前らを敵だと思っているんだ。]
「だから何だよ?
見た目が変わったぐらいだろ。
そんなの気にしねぇよ。
黎奈は黎奈だ。
世界でたった1人の俺の大切な姉だよ!!
それは何があっても変わらない。」
[ふーん。
コイツ愛されてんだね。
ムカつくわ~]
バシッ
『!?』
その場にいた全員が驚く。
「お前、何して・・・」
[ん?ムカついたから殴っただけだけど?
コイツは俺の奴隷だから歯向かうことも出来ないからされるがままってこと。
イライラしたときはコイツを殴ってスッキリすることにするよ]
殴られた黎奈の口の端から血が少し出ていた。
怒りで体が震えた。
隣で母さんのすすり泣く声が聞こえた。
[ほら、見てみろ。
コイツは俺にやり返してこない。
むしろお前たちのことを睨んでいる。
これで分かったろ?もうコイツはお前らの仲間じゃ「うるせぇんだよ、このやろーが!!!」
カイザーの言葉と被せるように叫んだ炎虎。


