神聖魔法団【下】




「ふざんけんな・・・」




怒りで握った拳が震える。



記憶を消した・・・?




ふざんけんなよ。





「ふざけんじゃねぇよ!!」




ビクッ



隣で母さんの肩が微かに動いた。





「黎兎・・・?」




「なに勝手なこと言ってんだよ。
記憶を消した?そんなもの消えねーよ。
そんな簡単に消せるもんじゃねぇんだよ!!

頭で覚えてなくてもな、体で覚えてんだよ!!
ふとした時に思い出すんだよ。
人間の体はそうやって出来てんだよ!!!

お前ごときが黎奈の思い出奪う資格なんてねぇんだよ!!!」





はぁはぁはぁ。




一気にまくしたてた。



ムカついた。




こんな奴に黎奈との大切な思い出が奪われたと思うと腹が立った。