神聖魔法団【下】




「気絶したんだよ!」



雷に問いに答えた風雅。



「気絶?

あ、みんな体は大丈夫か!?」



一瞬、考えたかと思うと勢い良く起き上がった。



「ちょっと!寝てなきゃダメだって!
まだ回復してないと思うし」



「いや、だいじょ―――うっ・・」


頭がくらくらするのか抑えていた。



「ほらー!横になってて」


渋々、天音の指示に従う。



「俺たちは大丈夫だぜ。
人の心配より自分の心配しやがれ」



炎虎の言葉がご最もだった。



「あぁ。悪い。」




「雷、悪かったな。
無理させて」



涯が申し訳なさそうに言う。




「気にしてない。
あいつの為ならどんなことだって耐えられる」



天井を見ながらそう呟く。



「うん、そうだね。」



瑠雲がそう言いながら雷の隣に寝転がる。