神聖魔法団【下】




「いったい・・・よ・・・。はぁはぁはぁっ」




「うああああ!あああっ・・・ッ・・・」





「耐えろ・・・耐えるんっだ・・・ッ」




もう立つことも膝をつくことも出来ず倒れ込む。




どこが痛いのか分からない。




とにかく全身が痛い。




くっそ、意識が朦朧としてきやがった。




頭がくらくらする。





意識が飛びそうになった途端、



誰かに腕を掴まれた。




「ら、い・・とっ・・・。」




瑠雲だった。




名前を呼ばれただけなのに痛みが少しだけ和らいだ気がした。




「はぁはぁはぁっ・・・る・・く・・・ッ・・・」




「うああああ!!」



痛みで叫ぶ。