「いったい・・・よ・・・。はぁはぁはぁっ」
「うああああ!あああっ・・・ッ・・・」
「耐えろ・・・耐えるんっだ・・・ッ」
もう立つことも膝をつくことも出来ず倒れ込む。
どこが痛いのか分からない。
とにかく全身が痛い。
くっそ、意識が朦朧としてきやがった。
頭がくらくらする。
意識が飛びそうになった途端、
誰かに腕を掴まれた。
「ら、い・・とっ・・・。」
瑠雲だった。
名前を呼ばれただけなのに痛みが少しだけ和らいだ気がした。
「はぁはぁはぁっ・・・る・・く・・・ッ・・・」
「うああああ!!」
痛みで叫ぶ。


