神聖魔法団【下】




体育館に着くと中に涯が居た。



ちょうど中心のところで立っていた。




「来たか」



そう言い、魔法の書を手に取る。



「今から行うんだが、ここにシールドを張る。
誰か来たら大変だからな。
他の人に俺たちの姿を見えないようにする。

それと、黎兎は危ないからなるべく遠い所にいてくれ。」




次々、指示していく涯。



それに従う俺達。




涯がシールドを張る。




体育館全体に張ったみたいだ。



「よし、これでいいな。

それじゃあ説明する」




皆の顔に緊張が走る。




「まず、炎虎に6人が入るシールド張ってもらう。その上から雷も張ってくれ。さらにその上からまた俺が張る。
何かあったら黎兎に危害が加わるからな。」



「わかった」



「それじゃあ次は訓練について。

魔法を発動するのは雷。
一番この中で魔力が高いからな。
できるか?」



「任せろ」