体育館に着くと中に涯が居た。
ちょうど中心のところで立っていた。
「来たか」
そう言い、魔法の書を手に取る。
「今から行うんだが、ここにシールドを張る。
誰か来たら大変だからな。
他の人に俺たちの姿を見えないようにする。
それと、黎兎は危ないからなるべく遠い所にいてくれ。」
次々、指示していく涯。
それに従う俺達。
涯がシールドを張る。
体育館全体に張ったみたいだ。
「よし、これでいいな。
それじゃあ説明する」
皆の顔に緊張が走る。
「まず、炎虎に6人が入るシールド張ってもらう。その上から雷も張ってくれ。さらにその上からまた俺が張る。
何かあったら黎兎に危害が加わるからな。」
「わかった」
「それじゃあ次は訓練について。
魔法を発動するのは雷。
一番この中で魔力が高いからな。
できるか?」
「任せろ」


