神聖魔法団【下】




「雷のおかげだな」



肩をポンと軽く叩く瑠雲。




「無事で良かった。本当に。
僕の声届いたかな」



「届いたと思うよ。
ふうくんが、あんなにも呼んだから炎虎は目を閉じなかったんだと思う!」




1人の為に一生懸命になれるって、そんな簡単に出来ることじゃない。




絆を感じた。




「あ、そういえば雷怪我大丈夫なのか?」



思い出したように言うと



「痛くない」


あっさり言われた。




「痛くないって・・・。よくそんな手で言うよ」




苦笑いを零す瑠雲。



「痛くなくても傷が残るといけないから、じっとしててね」




雷の手に自分の手をかざした。



淡い光が雷の手を包む。




「よし、これで大丈夫。
数日経てば傷は消えるよ」



「ありがとな」



少し黒ずんでいたが、さっきより表情が和らいでいたから楽になったんだろう。