「雷のおかげだな」
肩をポンと軽く叩く瑠雲。
「無事で良かった。本当に。
僕の声届いたかな」
「届いたと思うよ。
ふうくんが、あんなにも呼んだから炎虎は目を閉じなかったんだと思う!」
1人の為に一生懸命になれるって、そんな簡単に出来ることじゃない。
絆を感じた。
「あ、そういえば雷怪我大丈夫なのか?」
思い出したように言うと
「痛くない」
あっさり言われた。
「痛くないって・・・。よくそんな手で言うよ」
苦笑いを零す瑠雲。
「痛くなくても傷が残るといけないから、じっとしててね」
雷の手に自分の手をかざした。
淡い光が雷の手を包む。
「よし、これで大丈夫。
数日経てば傷は消えるよ」
「ありがとな」
少し黒ずんでいたが、さっきより表情が和らいでいたから楽になったんだろう。


