「優子さんのおかげでもありますよ。
ありがとうござます」
瑠雲の言葉に続き、皆が次々にお礼を言う。
「なんか照れるね」
あははっと笑っていた。
嬉しそうだった。
「今日はもう炎虎は帰した方がいいかもしれません」
「そうだね。おぶってもらってもいい?」
「はい」
涯が炎虎をおぶろうと腰を屈めた。
「あ!」
突如、風雅が思い出したかのように声をあげた。
「どうした?」
「涯!あのこと言わなくていいの?
黎奈ちゃんのこと」
「今はそういうこと言ってる場合じゃないだろ」
「黎奈ちゃん・・・?
もしかして、亡くなった?」
っ・・・。
「知ってるんですか?」
「炎虎から話を聞いてね。
よかったら聞くよ。」
「でも、炎虎が・・・」
「大丈夫。もう眠ってるだけだから」


