神聖魔法団【下】




「じゃあ、どうした?」



瑠雲も同じことを思ったのか背中をさすりながら風雅に聞いた。




それを見つめる俺達。




「どうして。どうして炎虎と雷があんな目にあわなきゃいけないの?
悪いことしてないのに。助けようとしてくれたのに。
どうして?どうして?」



「風雅・・・」



思ってもみなかった言葉に声がでない俺達。




誰かの為に流れる涙ほど綺麗なものはない。



ゆっくり雷が風雅の元へ行く。



「風雅」



名前を呼ばれ振り返る。




「俺は大丈夫だ。
こんなの全然痛くないから安心しろ。
こんなのはな、怪我に入らない。
だから泣くな。」




そう言って頭をポンポンとした。



「ありがとな」



心が温まるのを感じた。




「俺も、大丈夫だからな。
勝手に殺すなよ」



ソファーの上に横になっている炎虎も風雅に声をかける。