「じゃあ、どうした?」
瑠雲も同じことを思ったのか背中をさすりながら風雅に聞いた。
それを見つめる俺達。
「どうして。どうして炎虎と雷があんな目にあわなきゃいけないの?
悪いことしてないのに。助けようとしてくれたのに。
どうして?どうして?」
「風雅・・・」
思ってもみなかった言葉に声がでない俺達。
誰かの為に流れる涙ほど綺麗なものはない。
ゆっくり雷が風雅の元へ行く。
「風雅」
名前を呼ばれ振り返る。
「俺は大丈夫だ。
こんなの全然痛くないから安心しろ。
こんなのはな、怪我に入らない。
だから泣くな。」
そう言って頭をポンポンとした。
「ありがとな」
心が温まるのを感じた。
「俺も、大丈夫だからな。
勝手に殺すなよ」
ソファーの上に横になっている炎虎も風雅に声をかける。


