「いっ・・・っぅ・・・・」
「炎虎!?」
「大丈夫か!?」
皆が慌てて炎虎の周りに集まる。
「なにが起きたんだ?」
雷がドアを見つめる。
「電気のように見えたが」
涯が近づこうと足を進めたとき
「近付かねぇ方がいい」
炎虎が苦しそうに胸を抑えながら起き上った。
すかさず背中を支える。
「ただの電気じゃねぇ・・・。
指から心臓まで直にきやがった。
反射的に炎のシールドを張ったから大丈夫だったけどな」
呼吸が荒い。
「炎虎、もう喋らないほうがいい」
瑠雲が肩を支えながら言った。
「なるほどな」
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