「ふふ、譲ちゃん合格じゃ」 「え?」 声がやっと自分の意志で出た途端、目の前がぼやけ始めた。 視点が定まらない。 足が動かない。 「わしの術にかかってくれてな♪」 どういうこと・・・? 体から力が抜けていく。 「おい、どうした!?」 「黎奈ちゃん!?」 皆の声が遠くの方で聞こえる。 今、自分が立っているのか座っているのかさえ分からない。 目の前が霞んでゆく。 そのまま意識を手放した。