兄貴も泣いていた。
“いった!ちょ、なんで殴るの!?”
“涯~。ここ分かんないから教えて!”
“何があっても死ぬわけない”
強いと思ってた。
だけど、それは違った。
弱いのに、苦しいに、辛いはずなのに、
いつも笑ってて、俺たちを元気づけてくれた。
悲しくても苦しくてもアイツがいたから
アイツが近くで笑っていてくれたから
だから頑張れた。
敵に立ち向かえた。
俺らの勇気の源はアイツだった。
気付かない内に救われてて、
なのに俺たちは何も恩返しが出来ないまま、
またアイツに守られて・・・。
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