俺の周りには優しい人がたくさんいたんだな。 「瑠音、ありがとう・・・っ」 俺は笑った。 さっきとは違う、本当の笑顔で。 「にいちゃああああん」 「あらあら。お兄ちゃんが本当に大好きなのね」 母さんが瑠音を俺に渡す。 俺の胸の中でわんわん泣いている小さな体を今度は優しく抱き締めた。 黎奈、ごめん。 守れなくてごめんな。 だけど、俺諦めないから。 カイザーを倒してお前を見つけ出すから。 だから待ってろ。 必ず助けるから。 瑠音を抱き締めながら心に強く誓った。