時間が止まった感覚に陥った。 一向に体に痛みは来ない。 「がっはあああぁぁぁぁ・・・・。あ・・・はあはぁ」 聞き覚えるのある声がした。 信じたくなくて目を開けたくなかった。 でも、ゆっくりと目を開けた。 世界が明るくなる。 逆光でよく見えない。 だけど、分かる。 俺は知っている。 静かに名前を呼んだ。