「あ、あぁ。大丈夫だ・・・。おめぇ何で?」
「え?あぁ。風だよ。
風雅の魔法を使ったの。ただ最後気抜けちゃって転んじゃったけど」
そう言って「あははっ」と笑っていた。
悔しいけど、一生黎奈には勝てないと思った。
きっとここにいた全員が思ったことだろう。
<ことごとく邪魔してくれるなLichtの孫・・・>
「そりゃあするよ。
仲間簡単に見捨てるほど腐ってないからね」
<ふふ。あははっ。お前の力がほしい。>
「おあいにくアンタにあげる力はないから」
<だったら力ずくでも奪うまで>
そう言うと姿を現した。
<スペルママジック>
カイザーがそう唱えた否や
体が全く動かなくなった。


