神聖魔法団【下】




「あ、あぁ。大丈夫だ・・・。おめぇ何で?」




「え?あぁ。風だよ。
風雅の魔法を使ったの。ただ最後気抜けちゃって転んじゃったけど」




そう言って「あははっ」と笑っていた。




悔しいけど、一生黎奈には勝てないと思った。




きっとここにいた全員が思ったことだろう。




<ことごとく邪魔してくれるなLichtの孫・・・>



「そりゃあするよ。
仲間簡単に見捨てるほど腐ってないからね」



<ふふ。あははっ。お前の力がほしい。>




「おあいにくアンタにあげる力はないから」




<だったら力ずくでも奪うまで>




そう言うと姿を現した。




<スペルママジック>




カイザーがそう唱えた否や





体が全く動かなくなった。