一瞬何が起きたのか分からなかった。
カイザーが風雅の喉めがけて剣を振りかざそうと
腕を振り上げて。
その時、風雅の口が動いて。
“後は任せたよ”
って言ったような気がして。
もうダメだって思って
諦めたら
物凄い速さでカイザーが飛んで行って・・・・。
風雅も何が起きたのか分からなくて
上体だけを起こしてその場で放心していた。
俺も瞬きが出来ることだから体は自由に動かせるはずなのに
それすらも気付かないほど俺もまた放心していた。
カイザーが吹っ飛んで行った場所にしばらく視線を向けていると
1人の姿が見えた。
あれは・・・・。


