神聖魔法団【下】




「あぁ。任せろ」



「黎奈・・・」




「大丈夫だよ。黎兎、見てて。終わらせるから」




「わかった。見てるから、無理はするなよ?」



「了解」




炎虎の近くに天音と黎兎を向かわせた。




私たちは現れるのを待った。



いや、もう現れているけど姿を見せてないだけ。




ある一点をじっと見ていると




<そんなに見つめないでくれよ、照れるじゃないか>




クスクス笑いながらカイザーが姿を現した。




「カイザー・・・!!」




<俺、相当嫌われてるみたいだね。何かしたかな?>




こめかみに×の傷跡・・・。


間違いない、カイザーだ。




「惚けるんじゃねぇ!!
てめぇ、天音の親父を・・・!」



<あぁ。あの弱っちぃヤツか。俺の秘密ばらしやがって>



「なんだt「ふざけないで!!!」



炎虎を遮って叫んだのは



「ふざけないでよ。なにその言い方。
人をなんだと思ってるの?あなたの玩具じゃないんだよ?」



今にも泣き出しそうな天音だった。