「みんな、とりあえず覚悟はしとけ」
恐怖で皆の顔が怯えているのが分かる。
「黎兎は帰れ」
「は?」
「ここがダークホールで包まれたらお前も危ない。
だから帰れ」
涯の言うとおりだ。
ここでダークホールなんかが起きたら黎兎も巻き込むことになる。
その前に帰ってもらわないと・・。
「れい、と・・っ」
「黎奈?」
「帰って・・・。危ない、からっ」
「・・・ッ。わかった・・・」
一瞬悲しそうな表情を見せたけど、どうやら帰ってくれるみたいだ。
良かった。
「黎奈、無理するなよ?
家で待ってるから」
「うんっ」
黎兎がドアを開けようと手をかけた。


