神聖魔法団【下】




「みんな、とりあえず覚悟はしとけ」



恐怖で皆の顔が怯えているのが分かる。




「黎兎は帰れ」



「は?」



「ここがダークホールで包まれたらお前も危ない。
だから帰れ」




涯の言うとおりだ。



ここでダークホールなんかが起きたら黎兎も巻き込むことになる。




その前に帰ってもらわないと・・。



「れい、と・・っ」




「黎奈?」



「帰って・・・。危ない、からっ」




「・・・ッ。わかった・・・」





一瞬悲しそうな表情を見せたけど、どうやら帰ってくれるみたいだ。



良かった。




「黎奈、無理するなよ?
家で待ってるから」



「うんっ」



黎兎がドアを開けようと手をかけた。