「黎奈、何か感じるのか?」 涯の問いに皆の顔が強張るのが分かった。 「頭が、痛くなる前っ・・・耳鳴り、が、した・・」 「耳鳴りか・・・」 涯が私の目をじっと見つめる。 「涯?」 「嫌な予感がする。くるぞ、アイツが」 「アイツ?」 「カイザー」 『え!?』 皆が驚く。 「黎奈もそう思うんだろ?」 もう答える気力がないから コクッ 頷くことしかできなかった。 「嘘だろ・・・」