神聖魔法団【下】




「黎奈、何か感じるのか?」




涯の問いに皆の顔が強張るのが分かった。




「頭が、痛くなる前っ・・・耳鳴り、が、した・・」





「耳鳴りか・・・」




涯が私の目をじっと見つめる。




「涯?」




「嫌な予感がする。くるぞ、アイツが」




「アイツ?」



「カイザー」




『え!?』




皆が驚く。



「黎奈もそう思うんだろ?」




もう答える気力がないから




コクッ



頷くことしかできなかった。




「嘘だろ・・・」