神聖魔法団【下】




「よかった。助かったんだ・・・」




みんな安堵のため息を吐いていた。







風雅と女の子は医務室まで運ばれた。




女の子の母親は何度も何度も俺達にお礼を言っていた。




「涯、お疲れ様」



「あ、兄貴。なんか悪いな」




「気にしてないよ。いい生徒もったね」




「あぁ」



「涯、風雅を助けてくれてありがとう」




「助けたのはお互い様だろ?」




俺は苦笑いしか零せなかった。




ベットの上でスヤスヤ眠る風雅。




女の子はもう目を覚ましたみたいだ。




風雅にもお礼を言いたいから目を覚ますのを待っているらしい。




しばらく女の子と女の子の母親と話をしていた。