神聖魔法団【下】




「なんでここに・・・・」



「炎虎が知らせてくれたんだ。
風雅は?」





俺が静かに視線を下に向けると




「風雅!?」



涯たちも駆け寄った。





「息してない・・・」



「は?」



風雅の唇に顔を近づけた。



「ッ・・・!?
心肺蘇生だ!!まだ諦めるな!」



そう言って涯は心臓マッサージを始めた。



何度も何度も・・・。




「ふうくん!起きて!!」



天音が必死に声をかけている。




皆は声がでないまま、その光景を見ていた。




ただただ、奇跡を信じた。