「なんでここに・・・・」 「炎虎が知らせてくれたんだ。 風雅は?」 俺が静かに視線を下に向けると 「風雅!?」 涯たちも駆け寄った。 「息してない・・・」 「は?」 風雅の唇に顔を近づけた。 「ッ・・・!? 心肺蘇生だ!!まだ諦めるな!」 そう言って涯は心臓マッサージを始めた。 何度も何度も・・・。 「ふうくん!起きて!!」 天音が必死に声をかけている。 皆は声がでないまま、その光景を見ていた。 ただただ、奇跡を信じた。