神聖魔法団【下】




上に上がりたくても上がれない。




やば、息が・・・。




そのとき体を強く引っ張られた。




「ぶはっ!はぁはぁはぁ・・・すぅーはぁー」



思いっきり息を吸った。




俺の腰に手をあてて助けてくれたのは




「雷!・・・・と黎奈!?」





俺を助けてくれたのは雷だと思うけど




その隣には黎奈がいた。




「なんでここに・・・」




「説明は後だ。2人を浮き輪に。」




女の子を雷が抱え、風雅は浮き輪に寄りそう形に。



「このまま、ゆっくり引っ張って行くぞ」



「わかった」



「あ、皆浮き輪に掴まって!!」




突然、黎奈に叫ばれ咄嗟に風雅を包み込む感じで浮き輪に掴まった。