神聖魔法団【下】




side瑠雲




「うっ・・・」



海水を何度も飲みながらも雷たちがいるところへ着いた。





「大丈夫!?」




「俺は大丈夫だが、風雅が危ない」



女の子は気絶しているようだった。




「風雅しっかりしろ!」




頬を何度叩いてもぐったりしたままだ。




「俺の顔を見たら途端にぐったりしてな。
安心したのか緊張の糸が切れたのかは分からんが・・・。」




「とにかく今は2人を岸辺まで運ばないと・・・ッ」




「あ・・・」




ザバー




大きな波が俺達を包む。




「ぶはっ」



「ぷはぁ」




「雷、大丈夫!?」



「ゲホッ、海水、飲んだっ、だけだ・・・」