そんなとき、 「お、おい!! ヤバい」 慌てた声が聞こえた。 3人で声が聞こえた方に視線を向けると 炎虎が顔を真っ青にしてこっちに来ていた。 「どうしたの?」 ただごとではないと感じ泳ぎ寄る。 「風雅が・・・」 「え!?」 私たちは話を聞いて驚いた。 「俺と雷が行くから。炎虎はここで黎奈といて」 「お、おう」 「私も行くよ!」 「いや、危ないからここに居て。 大丈夫だからね」 そう言って泳いで行ってしまった。 「大丈夫かな・・・」 心配で仕方なかった。