「おお!?」
「おっと」
あまりにもビックリして浮き輪ごとひっくり返りそうだった。
瑠雲が支えてくれたか助かったけど。
「あ、瑠雲ありがとう。
雷、どうしたの?」
瑠雲にお礼を言いつつ、いきなり出てきた雷を見る。
手に何やら持っていた。
「雷、なに持ってるの?」
瑠雲もそれに気付いたらしく視線の雷の手に向ける。
「これか?」
そう言って雷はゆっくりと私たちに掌を見せた。
『わぁ・・・』
思わず漏れた声。
それぐらい綺麗なものだった。
「貝殻?」
そう雷が持っていたのは綺麗な貝殻だった。
「あぁ」


