神聖魔法団【下】




「おお!?」


「おっと」



あまりにもビックリして浮き輪ごとひっくり返りそうだった。




瑠雲が支えてくれたか助かったけど。



「あ、瑠雲ありがとう。
雷、どうしたの?」



瑠雲にお礼を言いつつ、いきなり出てきた雷を見る。




手に何やら持っていた。




「雷、なに持ってるの?」



瑠雲もそれに気付いたらしく視線の雷の手に向ける。




「これか?」




そう言って雷はゆっくりと私たちに掌を見せた。




『わぁ・・・』




思わず漏れた声。




それぐらい綺麗なものだった。




「貝殻?」



そう雷が持っていたのは綺麗な貝殻だった。




「あぁ」