「似合ってんじゃん」
「だな」
「俺はこれはこれで結構好き」
そんな普通に言われると余計照れるんですけど・・・。
「黎奈可愛い~」
1人だけおっとりとした声が聞こえる。
「兄貴いつの間に呼び捨て・・・?」
驚くのも無理はないか。
「ん~?あ~。さっき車の中で自己紹介してね、仲良くなった」
「あ、そう言えば紹介まだだったな。悪い忘れてた」
本人の前で堂々と忘れてたって言ってるし。
まぁ、廉さんは何とも思ってないからいっか。
「兄貴の廉だ」
「廉です~。よろしくね」
私たち以外の生徒会メンバーもそれぞれ挨拶をした。
「よし、挨拶も終わったことだし泳ご!!」
「だな!行くぜ!!」
「ちょっと2人とも、お昼はまたここに戻ってきてねー!!!」
果たして天音の声は2人に届いてるのだろうか・・・。


