神聖魔法団【下】




「似合ってんじゃん」



「だな」



「俺はこれはこれで結構好き」




そんな普通に言われると余計照れるんですけど・・・。



「黎奈可愛い~」



1人だけおっとりとした声が聞こえる。



「兄貴いつの間に呼び捨て・・・?」




驚くのも無理はないか。



「ん~?あ~。さっき車の中で自己紹介してね、仲良くなった」



「あ、そう言えば紹介まだだったな。悪い忘れてた」




本人の前で堂々と忘れてたって言ってるし。



まぁ、廉さんは何とも思ってないからいっか。



「兄貴の廉だ」



「廉です~。よろしくね」




私たち以外の生徒会メンバーもそれぞれ挨拶をした。




「よし、挨拶も終わったことだし泳ご!!」




「だな!行くぜ!!」



「ちょっと2人とも、お昼はまたここに戻ってきてねー!!!」



果たして天音の声は2人に届いてるのだろうか・・・。