「黎奈ちゃんどうしたの?」 私があまりにも難しい顔をしていたのか風雅が不安そうにこちらを見た。 「ん?なんでもないよ! ちょっと考え事してただけだから」 私が微笑むと風雅も微笑んだ。 私はこの時決めていた。 命を賭けて皆を守ると。 絶対に皆は死なせないと。 犠牲になるなら自分だけでいい。 皆には笑っていてほしいから。 こんなこと言ったら絶対怒られるから言わない。 私の中だけで決めた最後の手段。 死ぬのは嫌だけど皆が助かるのなら。 這いつくばってでも戦う。 そう心に誓った。