黎奈side




「むぅ・・・ん・・・」





気がつくとベットの上にいた。





「あれ、なんでここに・・・?」




昨日の記憶を辿る。




家に帰って、お母さんに抱き締められて・・・。





ここからの記憶がない。





ってことは私あのまま・・・?






「うわ~・・・やってしまった・・・」





ベットの上で項垂れる。




「って、今何時だろう」




ベット付近にある目覚ましい時計に目をやる。




「え!?」



午前11時。




目覚まし時計は確かにそう示していた。