「おい、なに考えてる」 黎兎の顔が視界に入る。 「わぁ!? な、なに? ビックリしたじゃんか!」 いきなり視界に入ってこないでよ。 「また変なこと考えていそうだったから確認しただけ。 ま、そんなに驚いているなら大したことじゃないか」 そう言うと天音の方に行ってしまった。 やっぱ黎兎を思う存分叩くまで死ぬもんか。 私はそう心に誓った。