神聖魔法団【下】




「なんだよ?」




首根っこを掴まれ不機嫌丸出しの雷に対し、





「もっと居ようぜ?
どうせ帰っても寝るだけだろ?」




挑発的な笑みをこぼす炎虎。





図星だったのか雷は何も言わない。






「当たりみたいだったね」




天音が笑いながら言う。




「眠たいんだ。寝させろ」




「ぜってぇ帰さねぇ」





炎虎と雷の戦いが始まった。





「なーにやってんだ、アイツら」





涯が少し笑っていた。




「楽しそうだしいいんじゃない?」




瑠雲も2人に視線を向けていた。