神聖魔法団【下】




「しかし、カイザーというヤツには気を付けなきゃいけないってことか」




「そいつさ、いつ動くんだろうな」





涯と炎虎の会話で気になる点がある。




「そのカイザーっていうのが、前黎兎を襲った闇族・魔族なのかな?」




「その可能性はあるよな」




「俺は闇族・魔族の1番強い奴に会ったってことか?」




「そうなるな」




「そっか・・・」





皆それぞれ何かをし始めた。





雷と涯は何か話していた。




風雅は瑠雲の隣にピッタリくっついていた。




黎兎は天音を今でも抱き締めている。




炎虎は1人で難しい顔をしていた。