「しかし、カイザーというヤツには気を付けなきゃいけないってことか」 「そいつさ、いつ動くんだろうな」 涯と炎虎の会話で気になる点がある。 「そのカイザーっていうのが、前黎兎を襲った闇族・魔族なのかな?」 「その可能性はあるよな」 「俺は闇族・魔族の1番強い奴に会ったってことか?」 「そうなるな」 「そっか・・・」 皆それぞれ何かをし始めた。 雷と涯は何か話していた。 風雅は瑠雲の隣にピッタリくっついていた。 黎兎は天音を今でも抱き締めている。 炎虎は1人で難しい顔をしていた。