「大丈夫だよ。ちょっとね、気持ちが追いつかなくて・・・。 強くなるって約束したのにな。涙が止まらないの。 今でも信じられなくて・・・。」 「今日だけは泣いても良いと思うよ」 風雅が優しく微笑むと、また泣きだした。 今日の天音は泣き虫だな~。 「・・・・・」 お父さんか・・・・。 お父さん、なにしてるんだろ? 天国で楽しくやってるといいなっ。 「黎奈?」 瑠雲の声で我に返る。 「ん?なに?」 「いや、なんか暗い顔してたから」 「あぁ、考え事してた」 「なら良いんだけど」