神聖魔法団【下】




「それじゃあ今から話す。
黎奈、瑠雲、黎兎、驚く内容かもしれないが聞いてくれ」





私たちは頷いた。




雷は分かりやすく、丁寧に話してくれた。




私がマルムに術をかけられ意識をなくしたこと。




瑠雲がマルムに刺されたこと。




風雅がマルムと戦ったこと。




闇族・魔族の真実。



マルムが天音のお父さんだったてこと。





いきなりすぎてついていけなかった。





私が眠っている間にそんなことがあったんだ・・・。





「俺が眠っている間にそんなことがあったんだ」




「あぁ。マルムが全て話してくれた」





「マルムが天音のお父さんだったなんて・・・。」




「僕も自分で言ってて驚いた」




「天音、大丈夫か?」



もう1度天音の顔を覗き込む黎兎。