「それじゃあ今から話す。
黎奈、瑠雲、黎兎、驚く内容かもしれないが聞いてくれ」
私たちは頷いた。
雷は分かりやすく、丁寧に話してくれた。
私がマルムに術をかけられ意識をなくしたこと。
瑠雲がマルムに刺されたこと。
風雅がマルムと戦ったこと。
闇族・魔族の真実。
マルムが天音のお父さんだったてこと。
いきなりすぎてついていけなかった。
私が眠っている間にそんなことがあったんだ・・・。
「俺が眠っている間にそんなことがあったんだ」
「あぁ。マルムが全て話してくれた」
「マルムが天音のお父さんだったなんて・・・。」
「僕も自分で言ってて驚いた」
「天音、大丈夫か?」
もう1度天音の顔を覗き込む黎兎。


