天音はボロボロ泣いていた。
天音なにかあったのかな・・・。
さっきも泣いてたし。
「どうした?」
黎兎も様子が変なことに気付いたのか不安そうに天音を覗きこむ。
「・・・ぅう・・・ぐす・・っ」
黎兎にしがみついて離れようとしない。
「ねぇ、なにかあったの?」
私が皆の方を見ながら聞くと
「色々なことがあった」
涯が悲しそうな声でそう言った。
「このままでいいか。
瑠雲、黎奈、黎兎、さっきの戦いで起こったことを説明する」
私と瑠雲はソファーに座る。
黎兎は天音を抱き締めながら視線だけを雷に向ける。
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