立派な門をくぐり、個室へと案内された。

部屋に入ると、これもまた立派な掛け軸やら、花瓶やらが並んでいた。

ふと見ると、席が四つある。

私と浅井さんと、おじちゃん…

三人のはずなんだけど…

誰か来るのかな…?

「浅井さん!」

「ん〜?」

「何で席が四つあるんですか?」

「ふふふ…いいから、いいから。それは、後のお楽しみっ」

そう言いながら、ニヤニヤと笑った。

あの…私は、その笑顔を信用していいんですか?

浅井さん…


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