「はいはい。居残り友香ちゃんは、そろそろ帰って勉強した方がいいんじゃないんですかー?」

「なっ!またその話?」

「……はははは」

「?」

「お前、本当からかいがいがあるよな」

「…」

「どうした?」

「…ない」

「?」

「もう絶対、琉のペースにのらない!帰る!じゃーね」
私は自分の言いたい事だけを残し、病室を出た。

「あはは。じゃーな。優太!頼むな」

「…うん」


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