｢…何で？｣

｢…さぁ？
何か、俺に父親だと名乗る資格はないとかなんとか｣

｢…そんな事ないよね。
どんな親だって、この世にたった一人の親なんだから｣

｢…まぁね。だから、今は父親と一緒に暮らしてる｣

｢そうなんだ｣

｢琉にぃには、してもらうばかりで何にも返せてないし、俺じゃ何にも出来ないけど、でも何があっても俺は琉にぃの味方でいるって決めてんだ｣

｢…そういう風に言ってくれる人がいるって、琉は幸せだね｣


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