眩しいほどの笑顔と、澄んだ声。

私と正反対で、輝いていました。

天と地ほどの差がある貴方が、どうして私を気に掛けるのか。

『幸せ』とは無縁の私が、貴方の傍にいて良いのだろうか。

私が貴方の『幸せ』を奪うことにならないだろうか。

あの頃は、疑問が渦巻いていたものです。

しかし、貴方が私を利用していた、と知ってしまいました。

心の隅では覚悟できていたのですが、やはりショックを受けました。

素敵な貴方と話ができただけで良い、とは心の狭い私には思うことができません。