近くのベンチに座ってクレープを食べる。


甘いの苦手な銀はジュース。


「蘭子ちゃんのおいしそー!一口ほしいなっ」

「いいよ。交換ね?」

「ありがとう♪」

「蘭子一口~!」

「あげない」


冷たい………。


こうなるのなんて想定内!!


だからこそ、蘭子がどっちにしようか悩んでたクレープ買ったもんね~。


「一口あげよっか」

「え、いいの?」

「いいよ~。だってこれ蘭子が悩んでたクレープじゃん」

「食べたい……」


パクっと食べると幸せそうな顔。


ほんとに可愛いー!!


銀達いるけど、キスしちゃいたい。


………蘭子に怒られるの嫌だから、今は我慢するけどな。


「諒哉」

「ん?」

「食べる?その……くれたから、お返しに」

「待って。どうしよう。ほんとに俺の彼女可愛すぎてツライ」


無自覚な可愛さツライよ。


もちろん、蘭子との間接キスいただきました。