だけど、




「あっ、唯、彼氏出来たんだ!」




亜美に乗っかる友達。




「唯、東京行って可愛くなったよねー。

垢抜けたっていうか」



「分かる!彼氏のせい?」




お酒も入ると行き着くところは恋愛トーク。

そして、あたしはその格好の餌食になってしまったのだ。




ふと、隣の亜美を見る。

亜美はすでに酔っ払っていて。

完全に目が座っていた。

まずい。

亜美が変なことを言わなきゃいいんだけど……



そんなあたしの心配は、現実となる。