続・危険なアイツと同居生活





「俺もさ、何回かスーパーで会ったことあるよ」




続ける店長。




「アイスを大量に買っていたり、霜降り肉に見入ってたり。

レジのおばさんにも愛想よくお礼言ってるし、泣いてる子供にお菓子をあげてたり。

彼、予想以上にいい人だと思うな」




店長のその言葉にあたしまで嬉しくなった。




蒼、そんなことをしていたんだね。

あたしは優しい蒼が大好きだよ。





胸がじんわり熱くなった。

何だか気分がいいから、今日は蒼にケーキでも買って帰ろうかな。