「あいつはプライベートが充実していれば、仕事を頑張ってくれる。 実際、あいつが唯ちゃんと付き合いだしてから、今まで以上に新曲も売れたし、ファンクラブも増えている」 そうなんだ。 優弥さん、そんなことを思っていたんだね。 何だか嬉しいよ。 「常に碧を演じ続けろと言ったら、蒼はいつか爆発する。 ……唯ちゃんもそう思うだろ?」 「はい……」 思わず頷いていた。 だって、全然違うから。 蒼と碧は。