「ごめん!夏実!で?何?」 慌てて走ってきたので私は髪を整えながら喋る。 「あー…二階堂くんが屋上に来てって…」 「え?うん!分かった…」 なーんだ…そんなことか…。 私は素直に頷き屋上へ向かった。 屋上につくと… 「夕日が綺麗…」 夕日が綺麗だった。中庭で見たのよりも…。 信の姿が見えなかったので先にベンチに座る。 すると急に視界が暗くなった。 「誰だ…」 声を変えているがすぐにわかる。