「由季は先輩達に人気だから一位になれるよ!!きっと!」 「え~~…ないない!」 夏実の自信に逆に私は首を横にふる。 「ま、何はともあれ運だよ…ね?」 「そうだね…」 私は取り合えず夏実の言葉に応じた。 「俺の存在忘れてる?由季ちゃん…」 「え?あぁ!全然♪」 「そう…ふーん」 ヒィィィ…羽柴くん!信以上に怖い! 「あ!チャイムが鳴るからそろそろ席戻るね♪」 夏実は私に手を降り席に戻っていった。