「…蜜希はそれで良いのかよ」 「良いんだよ」 一度壊れたものはそう簡単に直らない。あのまま部活に留まってもきっと楽しくなかっただろう。 だからもう良い、本当にもう良いんだ。 大毅が私のために怒ってくれるのは嬉しいけど、本当にもうどうでも良かった。 終わったことなのだ。 そんなことより今度一度でも大毅が嫉妬で怒り出したら別れようとこの日、心に決めた。