「この部活に入れて良かった…」 「辞めるって言われるかと思ってハラハラしたよ」 「そんなの絶対ない」 「良かった」 そう。有り得ない。 隠岐君がいる限りは有り得ない。 すっかり気分は最高潮。ルンルン気分の私は『朝練やろう!』と隠岐君の背を押して体育館へ戻った。