「大変だな、お前」 「はは」 「どうにかならねえ?あれ」 指差された先には周りを威嚇する大毅。そう言われてしまっては何もしないわけにはいかない。 気は進まなかったけれど仕方ないので大毅のところへ行くことにした。踵を返す寸前、甲斐君に背中を叩かれた。応援とか虚しいだけだよ。 そして私を目にした大毅はやっぱり怒っていた。