しかし暫くしてからのことだった。部活に戻ると機嫌の悪いらしい大毅が思いっきり後輩に当たり散らしているではないか。 いや、でも大毅は甲斐君といることを許可してくれた。きっと何か別のことでヘソを曲げたんだろう。 私は、そうだとばかり思っていた。