「もしかして俺のせいか?」 「…そうなの?」 「よく分からねえけど」 「なんか、ごめんね」 「いや、謝ることはねえよ。お前は大毅を追ってやれ」 このままでは部活中も空気が悪くなる、と甲斐君に言われたとおり大毅を追って部室を出た。 本当に大毅は、私が甲斐君と居ただけで嫉妬して怒ったのだろうか。そうだとしたら本気で困る。これは非常にマズイ展開だ。