機嫌が直ったらしい大毅は、私の手を引いて部員が集まっているところまで歩いていく。
え、ちょっと待って。
まさか―――‥。


手を繋ぐ大毅と私を見て皆は訳がわからないといった表情だった。副部長なんて顔がヤバイ。


そして皆の前に連れてこられ、隣にいる大毅は口を開く。


「俺達付き合うことになったから」


ああ、もう終わりだ。絶対引かれる。皆ドン引きしてるよ。